連載 教え,伝える現場・2
思考する技術を教える―藤原和博さん
永井 祐子
pp.95-98
発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100213
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東京都杉並区立和田中学校で開かれた「総合学習・よのなか科」の授業に参加した。この日は,「宗教について考える」をテーマにしたディベート。会場の図書室には3年生の生徒49人だけでなく,沖縄,山形,奈良など全国から参観に来た教師や,生徒の保護者ら40人ほどが集まった。授業をリードするのは,藤原和博校長と社会科担当の教師。
「ディズニーランド」と「宗教」,「浜崎あゆみ」と「宗教教団の教祖」,「ファン」と「信者」。それぞれの共通点・相違点について,生徒たちは思い思いの考えをプリントに記入する。そして自分の考えを発表する。藤原校長が「なるほど,そういう考えもあったんだね」と生徒の背中を押す。
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