特集 地域保健活動の焦点—21世紀を目前に
IV章 21世紀の保健婦をめぐる焦点
[座談会]保健婦に求められる発想の転換
丸山 美知子
1
,
鳥海 房枝
2
,
小林 サチエ
3
,
日隈 桂子
,
大木 幸子
4
1国立公衆衛生院
2北区あじさい荘
3豊島区長崎保健所
4東京都八王子保健所
pp.1113-1125
発行日 1999年11月25日
Published Date 1999/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902984
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いま発想の転換が求められていること
疾病予防を中心に
丸山 地域保健法の実施,地方分権の推進などに伴い地域保健活動も地域特性に応じた活動が求められるようになってきました。特に2000年に介護保険が実施されることによって地域における保健・医療・福祉のシステム自体が大きく変化し,保健・医療・福祉の連携がますます求められると同時にサービスの考え方や利用者主体など住民の意識も変わっていくことが予測されます。さらに,『健康日本21』が示され,新たな方向をめざし保健婦活動も見直していかなければならないと思います。
そこで,「21世紀の保健婦はどうあったらいいのか,求められる発想の転換」というテーマでご発言願いたいと思います。
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