連載 AIDS医療の最前線から地域へのフィードバックレポート・2
バンクーバー研修報告(1)
古澤 美和
1,2
1国立国際医療センター
2エイズ治療研究開発センター(ACC)
pp.777-780
発行日 1999年9月10日
Published Date 1999/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902958
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はじめに
第三次エイズ予防指針が8月に厚生省より出されます。これは,今後3年間の我が国のエイズ政策の方向を定める重要な指針です。地域での看護活動も在宅療養支援の体制整備をはじめ,エイズ治療・研究開発センターやブロック拠点病院などの指定医療機関と保健所などの予防活動における連携の強化が盛り込まれる予定です。
このようなエイズ対策の方向性が出てくるときに,エイズ治療・研究開発センターのコーディネーターがバンクーバーで医療機関と地域の連携,地域看護を研修してきたことはまさにタイミングの良いものでした。今回から2回にわたって,バンクーバーのエイズに関する看護活動をご紹介したいと思います。
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