グラフ
医療費削減の流れの中,看護は何をすべきか—第21回ICN大会,バンクーバーで開かれる
本誌編集室
pp.816-821
発行日 1997年9月1日
Published Date 1997/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905419
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
去る6月15日より20日までの5日間,カナダのバンクーバーにて,第21回ICN(International Council of Nurses:国際看護婦協会)大会が開かれた.世界120か国から5000人を超える参加者が集まり,大会テーマ「Sharing the healthchallenge(健康へのチャレンジを分かち合おう)」のもと,活発な議論が繰り広げられた.日本からの参加者は200名を超え,分科会・ポスターセッションでの演題もそれぞれ10以上を数えた.
大会を通じもっとも印象的だったのは,世界的に医療費削減が進められている中,その影響を大きく受けている看護が,変革の時を迎えている医療制度全体の枠組みの中でいかにあるべきか,看護の専門性をどう確立し,またそれを社会全体の利益へとどうつなげていくかについての議論が至るところでなされていたことだった.それはICN大会に先立ち,6月15日の朝から開かれた学生大会でもみられた.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.