特集 保健活動と公共性—公的責任の現代性
“すてっぷ21”の日常
奥山 旦子
1
1すてっぷ21
pp.283-284
発行日 1997年4月10日
Published Date 1997/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902859
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“すってぷ21”で大切にしていること
“すてっぷ21”は親子がいつでも自由に来て遊べ,互いに交流できるような場所を提供しています。日常生活の一部として利用してもらう中で生活力や元気をつけてくれる,そんな場所をめざしています。
ここでは職員が一緒に遊んだりするのではなく,親子でリラックスして気兼ねなく遊び,仲間や職員との交流を通じて育児不安を解消させ,子どもの接し方のヒントを得ることで,わが子の姿が愛しい,一緒に遊ぶのが楽しいと実感してもらう,このようなことがゆとりにもつながっていくものと思い,お母さんへの援助を第一に考えています。“すてっぷ21”に足を運ぶお母さん,とりわけ不安と緊張がいっぱいの初めての赤ちゃんを抱えて来るお母さんたちに,職員はまず「“すてっぷ21”へよく来たね」の想いで受けとめていきます。
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