連載 家族を考える・10
介護の視点から家族を考える
新井 敦子
1
1柳原病院併設在宅介護支援センター千寿の郷
pp.834-835
発行日 1995年10月10日
Published Date 1995/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902805
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「家族とは何か」は,今もって私自身の疑問であり続ける。その視点は2つ。1987年から柳原病院でソーシャルワーカーとして従事し,高齢者の介護をめぐっての本人とその家族の苦悩と喜びの過程に,第三者として関わっていることが1つ。2つ目は,自らが独立した家庭を持ち,仕事を持った男と女と1歳の長男との生活での当事者としての葛藤。この2つは,「家族」と「男と女」のあり方を探り続ける出発であった。
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