PHOTO
地域で支えあう—高齢者の社会参加と生きがづくり 熊本市北部保険センター
石井 義治
pp.589-592
発行日 1995年8月10日
Published Date 1995/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902769
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
熊本市黒髪校区老人クラブによる地域福祉へのボランティア活動“ふれあいアンドヘルプ事業”の試みは,今年で7年目を迎える。“活動的な高齢者が,孤独なひとり暮らし老人や障害,病弱など手助けを必要とする高齢者を訪問し支援する活動”として,相互援助活動が地域に定着しつつある。
昭和58年に“ふれあいの集い”(寝たきり老人,独居老人,痴呆老人,元気な老人との交流会)を実施したことが経緯となり,老人クラブ会員,民生委員,保健婦が一緒に寝たきり老人を訪問しながら,地域の実状把握とともに寝たきり予防の認識を新たにした。それをきっかけとして,保健婦が住民主体のふれあいの集いや健康教室開催に向けて意識的に関わりはじめ,翌年からクラブ主催のふれあいの集いや健康教室(年30回)が開催され,実施効果として老人クラブ会員が寝たきり老人に目を向けるようになった。
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.