特別寄稿
「ジェンダーと健康,開発」ワークショップに参加して
兵藤 智佳
1
1東京大学大学院
pp.477-479
発行日 1995年6月10日
Published Date 1995/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902763
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
1995年1月24日から27日まで,シンガポールで開催されたWHO後援による「ジェンダーと健康,開発」に関するワークショップに参加する機会を得た。このワークショップは,International Development Research Center(カナダ国際開発研究所。以下,開発研究所)が主に途上国の健康の向上をめざし,世界各国の研究者に対してトレーニングの機会を提供するものである。
今回は栄養学者,社会学者,保健学者ら健康問題に関わる研究者が東南アジアを中心として約20名ほど,そして,数名の開発研究所スタッフがこのワークショップに参加した。特に,今回は,1994年の国連人口開発会議で女性の健康の重要性が認識されたことや,1995年8月に中国の北京で国連世界女性会議が開催されることなどから,「女性」の健康に焦点があてられた構成となった。
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.