FOCUS 行政評価が変える保健活動の具体像
評価から始まった「ヘルシーピープルみえ・21」運動
野呂 千鶴子
1
1三重県津地方県民局保健福祉部(津保健所)
pp.479-485
発行日 2002年6月10日
Published Date 2002/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902629
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私と行政評価の出会い
平成7年に北川知事が誕生し,県内外に新風を吹きこみ始めた頃,保健所保健師をしていた私は,「なんかやってるらしいけど,関係ないな」みたいな感覚で仕事をしていた。マスコミが三重県を注目しているなってことは感じていたが…。
その私が行政評価を意識し,その動きにどっぷりつかることになったのは,平成10年のことである。その前年に,県庁の「健康づくり」部門に異動した私は,わからないままある新規事業エントリーを手伝っていた。それは「花の道(ウォーキングロード)づくり」という農林水産部(当時)との共同企画事業で,「花の道」による地域振興,「花の道」を維持・ガイドするボランティアの育成,「花の道マップ」の作成,県内各地の「花の道」でウォーキングイベントを開催するというものだった。
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