特集 家族との出会い方
家族は変わったのか—家族・世帯の形態的変化を中心に
西岡 八郎
1
1国立社会保障・人口問題研究人口構造研究部
pp.276-286
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902597
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この報告では,主に家族・世帯の形態的な変化を,量的に数値で表せる人口統計的な側面から,人口学的な解釈を付加しながら追っていきます。
家族・世帯を変動させる要因とはどのようなものでしょうか。まず,長期的には過去から現在に至る結婚・離婚,出生および死亡などの人口動態的な要因,その結果としての高齢化など人口学的要因があげられます。また,親との同居慣行,パラサイト・シングル化などにみられる文化・制度,価値観などの家族・世帯形成の行動要因が考えられます。ここでは,比較的数値ではっきりする側面に限って報告します。
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