特集 健康なまちづくりに「環境」は欠かせない
ユニバーサルデザインを推進しよう—静岡県の取り組みから
鈴木 好晴
1
1静岡県ユニバーサルデザイン室
pp.758-763
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902494
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ユニバーサルデザインとは
ユニバーサルデザイン—読者のみなさんはこの言葉をご存知ですか。最近はいろいろなところで使われはじめ,見聞きしたことがある方も多いかと思います。ユニバーサルデザインは,米国ノースカロライナ州立大学の建築家,ロン・メイス教授が提唱した概念です。彼自身,車椅子を使用していましたが,障害者として特別な扱いをされることを嫌い,障害のある人もない人も使えるよう,建物やまち,製品,環境などをデザインしていくこと,つまりユニバーサルデザイン(すべての人のためのデザイン)を訴えました。
静岡県では,こうした「ユニバーサルデザイン」の理念を,まちづくり,ものづくり,人づくりなどハード・ソフトを含めたさまざまな分野に取り入れていく,「静岡型」のユニバーサルデザイン「しずおかユニバーサルデザイン」を進めていくこととしました。
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