特集 エンパワメントに着目した活動を
[活動事例1]機能訓練参加者から生まれた「バリアフリー探検調査会」
坂本 恵美
1
1宇ノ気町福祉保険課
pp.1144-1149
発行日 2000年12月10日
Published Date 2000/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902362
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宇ノ気町は石川県のほぼ中央に位置し,人口1万2000人あまり,老齢人口割合16.4%,面積31.8km2の農・工・商ほぼバランスのとれた町である。また,世界的に著名な哲学者である西田幾多郎博士の生誕の地として,文化の香り高い町づくりを進めている。
当町では,老人保健法に先駆け,昭和49年より週2回の機能訓練を行っている。平成10年度には,機能訓練の参加者が,住みよい町づくりを考えたいと,町内公益施設9か所の実態を調査する「バリアフリー探検調査会」を実施した。その調査結果をふまえて,同年度内に改修工事が着工された。この調査の実施は参加者に「自主的に活動した」という満足感を与え,今後の活動への自信にもつながっている。
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