特集 精神保健福祉にどう取り組むか
保健婦に求めるもの
[社会復帰施設]社会資源を求めて
上川原 幸男
1
1地域生活支援センター滝沢
pp.654-656
発行日 2000年8月10日
Published Date 2000/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902238
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現在,全国の精神病院におよそ33万人の患者が入院しているといわれる。平成14年までの,そのうち3万人が地域で暮らせるよう社会復帰施設,グループホーム,小規模作業所などの整備を進めるため,「障害者プラン」(ノーマライゼーション7か年戦略)では数値目標を掲げた。
岩手県内のおいても精神障害者が利用できる社会資源は確実に増えている。とはいうものの,県の資料のよると約6500人が通院治療を受けていることからすれば,これらの社会資源を利用できない(していない)障害者のほうがずっと多いという現実がある。とりわけ郡部のおいては,資源の乏しさから地元の帰れない状況が生まれているようの思う。
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