特集 大学における地域看護教育—臨地実習を中心に
大学における地域看護教育の現状と課題
村山 正子
1
1愛知県立看護大学
pp.270-275
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902167
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はじめに
平成5年度から看護系大学が全国各地で次々と開設され,平成12年度中には合計87校が設置されることになった。看護系大学のうち看護教員養成課程の2校を除く全ての大学に必修の保健婦課程があり,大学で保健婦基礎教育をうける学生数が激増している。保健婦活動の場での大卒保健婦はまだ少数であるが,近い将来には多数を占めるようになることが予測される。大学で教育を受けた学生は,新しい理論や最先端知識を学び実践能力も高いのではないかと考えられがちであり,現場の保健婦の方々からもそのような質問を受けることがあるが,果たしてどうであろうか。ここではそのような現場の保健婦の方々に,大学での地域看護教育の現状をわかりやすく伝え,臨地実習指導などを通して教員とともに将来を担う人材育成に関わっていただきたいと考えまとめた。
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