特集 いまどきの子どもの健康—養護教諭をパートナーに
総合活動「ヘルシータイム」の取り組み—子ども自身が食生活を見直すための試み
小熊 三重子
1
1東京学芸大学教育学部附属竹早小学校
pp.476-479
発行日 1999年6月10日
Published Date 1999/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901991
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本校の健康教育の進め方
本校では健康教育を,総合活動を核とした教育課程(カリキュラム)に位置づけながら進めている。本校は数年来,総合活動を核とした教育課程の作成に取り組んできており,これは2002年の学習指導要領の改訂に向けて文部省が示している「総合的な学習の時間」を視野に入れたものである。
健康教育はその内容の学際的な特徴から,教科,道徳,特別活動など学校教育のさまざまな領域と関連を図りながら進める必要があり,また健康に関わる課題は,子どもの体,心,生活に直接関わる内容である。そのため健康教育を総合活動として位置づけることで他領域との関連を図りながら,子どもの体,心,生活に根ざした発展的総合的な取り組みが可能になる1)。
本稿では,本校の5年生で行った総合活動「ヘルシータイム」の実践の一端を紹介する。
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