特集 保健婦にとっての研究
II章 保健所の機能強化における研究
地域に密着することをめざしたアレルギー予防指導
奥山 典子
1
1多摩東村山保健所
pp.809-813
発行日 1998年9月25日
Published Date 1998/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901854
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要約
東村山保健所では平成2年よりアレルギー予防指導事業に取り組んできた。平成9年度保健所が再編整備され,多摩東村山保健所において,この活動を引き続き実施することとなった。また,アレルギー予防活動が地域に定着するよう関係機関の連携をはかることも新たな視点にいれて事業を展開することとした。
平成9年度は,①アドパイザーチームによる訪問相談指導,②アレルギー予防講習会の実施,③関係機関連絡会,④所内相談の実態把握,を事業として実施した。
その結果,保健所に求められる役割として①地域関係者の身近な専門相談機関としての役割,②地域関係者の連携を推進する役割,が求められていることか示唆ざれた。
また保健所内の体制としては,先駆的事業として展開してきた事業を保健所の日常業務として定着させるための取り組みが必要である。
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