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地域と密着している強みをいかして—山崎さんの投稿に
水野 優子
1
1北海道美唄保健所
pp.262-263
発行日 1978年4月10日
Published Date 1978/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205972
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私の勤務する管内は1市1町で人口約5万人,保健婦数9名(HC4:市3:町2)の小規模保健所であり,私の体験はかみ合わない部分も多いとは思うが,保健婦としての基本的考え方は同じと思うので私なりの考えを述べてみたい。
山崎さんの投稿を読みながら私が市から保健所へ転勤した時,ある先輩が「保健所に入って何ができるのか。期待するだけがおかしい」と言ったことを思い起こした。確かに保健所全体の無気力さ,しかもその中にすっぽり埋まって満足しているかに見えた保健婦が,市町村で住民の声をじかに受けていた私にとって腹立たしく思えたのは言うまでもない。
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