調査報告
保健婦学生の家族支援能力について—入学時と卒業時の比較から
流石 ゆり子
1,3
,
新藤 京子
2
,
村松 照美
1,3
1山梨県立看護短期大学
2山梨県立高等看護学院
3前,山梨県立高等看護学院
pp.733-739
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901633
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●要約
保健婦学生の家族支援能力評価の一方法としてビデオを制作し,それを用いて入学時と卒業時の学生の家族支援能力の変化について分析した結果,以下の結論が得られた。
保健婦学生の家族支援能力(家族アセスメント能力・家族支援能力)の中で,家族周期や家族の発達課題についてのアセスメント能力は,入学時不十分だったが,卒業時,大半にその能力は備わっていた。また上記を踏まえた問題の捉え方としては,本人・家族の問題を相互に関連づけダイナミックに構造的に捉えることができていた。さらに,家族の自己管理能力向上に向けて,家族を単位とした視点での援助のあり方についても記述できていた。
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.