特集 保健所の機能強化を考える
保健所機能強化論
教育・研修機能
[私の考える教育・研修機能]未知への挑戦—私自身のOJTから
田中 功治
1
1熊本県健康センター
pp.1030-1035
発行日 1995年12月25日
Published Date 1995/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901276
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プロローグ
「わっいたあー。こぉーら,おおごつバイ(わ,困った。これは,大変なことだ)」医学書院からの原稿依頼の電話を受けたときの私の思いです。私は,熊本県健康センターの総務研修課長を拝命して2年目。地域保健や公衆衛生,保健所の機能など,まだまだよくわかっていない者に,どうして?……。執筆の依頼を受けるにあたって,期待されるようなものが書けるかどうか不安でいっぱいでした。
しかし,日頃からスタッフや周りの職員に支えられて,仕事をしている私です。早速,「福ちゃん,どぎゃんしゅーうかねー(どうしたらいいだろうか)」と周りにそれとなく相談。「引き受けてよかじゃなかですかー。どがんか,でくーるでしょーモン。私も,応援しますケン(引き受けてもいいんじゃないですか,なんとかできるでしょう。私も応援します)」と言われたこともあり,軽く引き受けたものでした。しかし実際に執筆依頼状の企画趣旨を見て,またまた驚きました。掲載されるのが増刊号で,筆者には高名な方々が並んでいるではありませんか。
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