特集 母子保健の新たな風
生活に基づいた支援を—保健指導から生活支援への転換
成木 弘子
1
1聖路加看護大学公衆衛生看護学
pp.192-196
発行日 1995年3月10日
Published Date 1995/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901107
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はじめに
地域保健法の施行に伴って母子保健法も改正され,出産から育児まで一貫したサービスの提供を行う計画が,現在立てられている。また,母子保健対策のあり方も,「サービスの受け手の立場を重視」したあり方が必要であると考えられるようになってきた。
現代の育児を取り巻く社会的状況の変化や課題に関しては言うまでもないが,現代ほど子育てがむずかしい時代はないであろう。出生率の低下は子育ての大変さを裏づけている側面もあり,「子育てに喜びの持てる」社会づくりが求められている。
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