特集 ローリスク妊婦ローリスク新生児のケア2025
妊娠時
保健指導・生活指導
笠井 靖代
1
,
大野 芳江
2
KASAI Yasuyo
1
,
OHNO Yoshie
2
1日本赤十字社医療センター産婦人科
2日本赤十字社医療センター看護部
pp.47-51
発行日 2025年1月10日
Published Date 2025/1/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001990
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はじめに
妊婦健康診査(以下,妊婦健診)は,妊婦や胎児の健康状態を定期的に確認するために行うもので,病気の有無を調べることだけが健診の目的ではない。医療者が妊娠・出産・育児に関して提案をしたり,また妊婦の相談に適切に対応したりすることで,妊婦が妊娠期間を安心して過ごせるような支援が大切である。妊婦が妊娠期を心身ともに健康に過ごし,安心・安全で満足度の高い出産をすることは,産後の母子の健康にもつながる。そのため医師は,主として看護職が妊婦に対して行う保健指導・生活指導の内容を十分に把握し,看護職と連携する必要がある。
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