特集 地域の中の個別援助
個別援助と保健婦活動
木村 美貴子
1
1緑区役所福祉保健サービス課
pp.854-859
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901020
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はじめに
保健婦が個別援助を開始する時,そのきっかけはさまざまである。本人やその家族から「困った」「どうしたらいいかわからない」などの相談がある場合。民生委員や近隣者,または遠い親族などから困った状況の者がいると連絡がある場合。健診や地区活動で,個別支援した方が良いと保健婦らが判断した場合などである。
ところで,横浜市では平成2年に地域ケアシステム構築への取り組みが全区において開始され,平成4年12月には,福祉保健相談室という福祉と保健の総合相談窓口が新設された。私もそこで初回面接相談を主たる義務として経験し,個別援助の開始の仕方とさまざまな職種の関わり方を見て,改めて考える機会を持つことができた。
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