発言席
職能団体「日本介護福祉士会」の設立と今後の課題
田中 雅子
1
1日本介護福祉士会
pp.341
発行日 1994年5月10日
Published Date 1994/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900919
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1994年2月12日,25年ぶりの大雪の中,社会福祉の領域において初めての専門職能団体「日本介護福祉士会」の設立総会が東京丸の内,東京海上ビルで開催されました。
国家資格である介護福祉士制度は,昭和62(1987)年に創設され,既に3万5000人の介護福祉士が誕生しています。日本介護福祉士会は,これまでに地域において行ってきた自らの資質の向上のための研修会や,介護相談などの各県介護福祉士会の活動が土台となって設立されました。介護福祉士の多くは,老人福祉施設,身体障害者(児)施設などで働く寮母や老人保健施設の介護職員として,また,在宅福祉に従事するホームヘルパーや民間シルバーサービスの従事者として働いており,医療や保健の分野でも活躍している仲間たちがいます。
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