特集 効率性からみた保健婦業務—日常活動のモヤモヤから抜け出すために
他職種からみた保健婦業務
渡辺 一行
1
1福島県保健環境部公衆衛生課
pp.266-267
発行日 1994年4月10日
Published Date 1994/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900903
- 有料閲覧
- 文献概要
激動の時代に期待される保健婦
出産率が低下すると同時に人口の高齢化が進行し,我が国が世界一の長寿国となるなど社会情勢が激しく変動している昨今では,地域住民のニーズに的確に応える施策の展開が要請されている。
保健の分野では,地域保健の総合的な見直しが行われようとしており,医療の分野では,医療法の改正により都道府県が医療計画を定めるとされるとともに,医療提供の理念,国および地方公共団体の責務,医師らの責務が新たに定められ,医療の担い手は単に治療のみならず疾病の予防のための措置およびリハビリテーションに至るまで,幅広く提供しなければならないこととされた。また,福祉の分野では,平成5年度からいわゆる措置権が都道府県から市町村に委譲されるなど,ここ数年間の保健医療福祉サービスをめぐる状況の変化には目をみはるものがある。
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.