特集 これからの保健婦教育—新任保健婦の教育
生き生きとした職場から—係長の思いと新人の感想
佐藤 千枝子
1
,
元吉 雅子
1
1八千代市保健センター
pp.122-126
発行日 1994年2月10日
Published Date 1994/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900873
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なかよし保健婦集団から専門職集団へ―係長の思い
とにかくパワーのある集団です
第52回日本公衆衛生学会分科会の席で,発表を終えた保健婦が「八千代市の保健婦は1つの目標に向かって全員が燃えています」と壇上で発言してきたという。これには報告を受けた職員一同大笑いをしました。このパワーは数年前には考えられなかったことです。スタッフが同じ方向を向いて,生き生きと活動しているからこそ言えたのだと思います。係長である私から見ても,ここ数年で「なかよし保健婦集団から専門職集団へ」と確かに成長したと思います。
まだカラを出たばかりのホヤホヤで,これから羽を広げられるかどうか少々不安もあります。しかし,このカラから出ることさえままならず,サナギのまま終わってしまうかもしれない保健婦たちが全国にたくさん?いるのではないかと考えると,手前みそかもしれませんが,「なぜ成長できたのか」と,この過程をふり返ってみることが少しでも参考になればと思い書いています。これから書きすすめる内容が皆さんの“職場生き生きエッセンス”になりうるものであることを願って!
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