モニターレポート
結核住民検診の成績あがる
M. K
pp.480
発行日 1968年11月15日
Published Date 1968/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203774
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結核患者は,その発病の初期あるいは再発において,固有の自覚症状のない者が大部分であるために,これを早期に発見し治療させることを目的に健康診断がなされている。
ところが事業所に従事している者や,学校に通学する学生・生徒・児童などの受診率は毎年比較的高率であるが,これ以外のいわゆる一般住民の結核検診は,受診率の低さに反比例して患者発見率が高い現状である。住民検診は地区組織の確立しているところや,婦人層の努力している地区,特に農山村では相当高率のところもあるが,大都市ほど受診率は低く,頭を悩ましている状態である。
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