調査報告
人間ドックにおけるメンタル・ヘルスの必要性について—CMI健康調査表および実態調査を通して
鈴木 晴美
1
,
丸地 通恵
1
,
杉本 きみえ
1
1社会保険浜松病院健康管理センター
pp.381-385
発行日 1992年5月10日
Published Date 1992/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900482
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はじめに
近年,産業における技術革新の急速な進展や労働環境の変化により,神経の疲労などの問題が重要となってきており,メンタル・ヘルスの必要性が高まっている。
当院において,ここ数年で約10倍の受検者数の増加がみられ,健康に関する意識の向上がみられている。
しかし,現在の人間ドックは身体面の異常を早期に発見することを目的とされており,精神面の健康管理まで行なわれていないのが,現状である。
そこで,今回,cornell medical index(以後,CMI健康調査表と略す)およびアンケート調査を行ない,精神面での状態を把握し,今後の人間ドックにおけるメンタル・ヘルスの必要性について検討したので,ここに報告する。
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