研究・調査・報告
妊婦の家庭における人間関係についての実態調査
絹巻 敏子
1
,
三浦 和喜子
1
,
久保田 美冴
2
1兵庫県立総合衛生学院助産学科
2神戸市立看護短期大学
pp.930-935
発行日 1982年11月25日
Published Date 1982/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206122
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はじめに
夫婦の間に子どもが生まれるということは,夫婦にとっても,その母親や家族にとっても,一大事である。日頃,妊婦の保健指導を通して強く思うことは,母親から娘や嫁へ,先輩から後輩へと,伝承されていることが少ないようである。核家族の定着するなかで,妊婦と家族(夫,本人の母親,姑)はどのように交流しているのか,その人間関係の実態を知り,保健指導の方向を見いだすため,妊婦から家族へ,家族から妊婦への働きかけを「会話」と「協力」の二面から調査したので報告する。
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