連載 保健所長のひとりごと
歩んでいる道,遠い国を結ぶ道
橋本 勢津
1,2
1岩手県宮古保健所
2岩手県岩泉保健所
pp.578-579
発行日 1991年7月10日
Published Date 1991/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900276
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自然と人間を結ぶ
「まことの草の種まきて,我ら光の道をふむ」これは,私の前任地,岩手県花巻市の生んだ宮沢賢治の言葉である。心の時代と言われる今,一寸,歩みをやすめて,噛みしめてもよい。味わい深い言葉であり,世界の人々にも通じる心であると思う。
多くの人々と共に歩んできた地域保健の道は,険しい坂あり谷ありであったが,地域背景にあわせて,自然と人間を結ぶ「かぼちゃ2株運動」や「豆で達者で」の健康づくり運動など,新しい発想を出し,楽しい地域保健活動として,心の拠点になっている。
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