特集 これからの保健所保健婦
保健所保健婦の力量形成を図るには
望月 弘子
1
1日本看護協会山梨県支部
pp.909-914
発行日 1989年11月10日
Published Date 1989/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207839
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はじめに
国民の健康の保持推進を目的とした保健所は,戦後,結核対策や母子保健対策をはじめ,多くの成果をおさめてきた。しかし近年,人口,疾病構造,健康観の変化と,ニーズの多様化,高度化に対応した保健所の機能が新しく問われる時代となった。これらの社会的動向とともに,各種サービスが適切に提供されているか,特に地域保健活動の担い手である保健所のあり方が検討されてきた。
保健・医療・福祉などの各種サービスの統合化を前提として,地域保健の将来像と,保健所の将来的役割に関する基本的方向について『地域保健将来構想報告書—保健所のあり方を中心として—』が打ち出された。
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