特集 在宅ケアの評価
在宅ケア活動の評価例
在宅ケアシステムの地域比較による評価
鈴木 昭子
1
,
志賀 美智子
2
,
島内 節
3
,
吉田 陽子
4
,
石川 左門
5
1茨城県立水戸看護専門学院
2富山県富山保健所
3国立公衆衛生院衛生看護学部
4荒川区荒川保健所
5日野市地域ケア研究所事務局
pp.383-390
発行日 1989年5月10日
Published Date 1989/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207739
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はじめに
難病患者は,高度な専門医療を必要とする一方,根本的治療法がないため,療養生活の大半を自宅で過ごすことになる。そのため,家庭という生活の場を中心として,生活に合わせて保健・医療・福祉サービスが統合され,患者・家族が地域でよりよい家庭生活,社会生活を営めるようなケア体制の組織化が必要である。
そこで,専門職が患者・家族を含む住民とともに,どのように在宅ケアのシステム化を図ればよいのかを見いだすべく,すでに形成されている2つの地域の在宅ケアシステムの比較検討を行った。
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