連載 生活の場から看護を考える・24
着る—着せる(5)—脱げないなら着ない!?
森 桜子
1
1生活の場から看護を考える会
pp.126-127
発行日 1989年2月10日
Published Date 1989/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207693
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子供への「着せる—脱がせる」は,成長発達を促す保育の一部である。ところが成人・老人となると,それはすぐさま依存度を示す指標となる。とくに「脱ぐ」は「着る」よりも単純な行為だから,「脱ぐ」ことまで依存しなくてはならない場合には,当事者である老人も介護者もたいへんな我慢を要する。今回はその「脱ぐ」を通して老人と介護者の葛藤について考えてみたい。
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