連載 生活の場から看護を考える・21
着る—着せる(2)―"着る—着せる"は老人不在
北川 公子
1
1生活の場から看護を考える会
pp.1014-1015
発行日 1988年11月10日
Published Date 1988/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207641
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開所したばかりの痴呆性老人専門の特別養護老人ホームに勤めたことがある。連日新しい老人の受け入れでごった返す忙しさのなかで,徐々に"着る一着せる"が,着せる側の都合で合理化され,それが他のケアにまで波及することを体験した。振り返って,こうしたことが起こりやすい施設ケアの問題と,改善に取り組んだ経過について考えてみたい。
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