調査報告
保健婦教育課程における訪問カバンの取り扱いについて
行村 照子
1
,
三浦 澄子
1
,
落合 教子
1
1山口県立衛生看護学院保健婦科
pp.396-400
発行日 1979年5月10日
Published Date 1979/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206125
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1 はじめに
昭和46年度に実施された保健婦教育課程の改正により発刊された最新保健学講座2では,訪問カバンに対する考え方は簡略化されてきている。
本学院においても訪問カバンの取り扱いにかける講義時間(演習を含む)を大幅に縮少した。そのことが関連しているかどうかは不明であるが,公衆衛生看護実習指導者からは,学生は訪問カバンを十分取り扱うことができないという声があがっている。一方,学生からは現在の訪問カバンの内容品では不十分で現場では機能しにくいという意見も出ている。そこで①保健婦教育の中で訪問カバンの取り扱いについての講義時間数と内容,②教授方法,③カバンの内容品の3点について全国の保健婦養成機関の実態を把握し,教育している立場から訪問カバンに対する考え方を調べて,本学院のあり方に改善の余地があるかないかを知る。
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