特集 保健婦の世界を外からみると
福祉の現場では保健婦を頼りにしているか
岡田 征司
1
1埼玉県富士見市福祉事務所
pp.1058-1064
発行日 1988年12月10日
Published Date 1988/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207654
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沢内医療を支える保健婦活動など保健と医療が一体となった取り組み
8月6日から8日まで岩手県盛岡市で開催された全障研全国大会参加後,集会参加の全国の仲間とバスツアーを組んで,村長を中心とする行政当局の生命尊重の行政哲学と,それを専門分野で実施する医療関係者のすぐれた実践と,村民との三位一体により「生命を守るための村づくり」をすすめている沢内村を視察した。
「日本のチベット」といわれ,長い間,豪雪と病気と貧困の苦しみにうめいてきた山奥の小さな村。乳児死亡率日本一の暗い無医村から生まれ変わり,いまでは全国で唯一の60歳以上の老人医療費無料を守り続け,「日本一の健康村」と呼ばれるようになった沢内村。
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