特集 結核—治療の進歩と保健活動
中学校における結核集団感染の経過とその対応
大西 章恵
1
1北海道網走保健所
pp.981-987
発行日 1988年11月10日
Published Date 1988/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207637
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はじめに
昭和60年2月,網走市の中学校において,結核集団感染が発生した。網走保健所管内の結核罹患率は昭和48年以降全国全道よりやや低めで経過しており,保健所保健婦としては,精神,難病に重きをおいて活動していた。突然,結核集団感染という思いもよらぬ出来事に遭遇し,はじめての経験で惑うことばかりだったが,多くの人を通して学んだことも多く,とくに保健婦活動に焦点をあてて,ここに述べる。
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