グラフ
公衆衛生の歴史をたどる 日本=3—富国強兵と公衆衛生
日野 秀逸
1
,
菊地 頌子
2
1国立公衆衛生院衛生行政学部
2江東区城東保健所
pp.783-790
発行日 1988年9月10日
Published Date 1988/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207594
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日本の公衆衛生の「体質」の1つに 富国強兵という大目標に奉仕するものとして公衆衛生を位置づけるということがある.この「体質」を形成する上で極めて大きな役割を果たしたのが後藤新平である.後藤は長与専斉の実質的後継者として3代目の内務省衛生局長となり 日本の衛生行政に多大な影響を与えた.今回は後藤という人物を通して わが国の衛生行政の歩みに光をあてることにしよう.時期的には明治20年(1887年)前後から明治末期までを中心とする
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