グラフ
公衆衛生の歴史をたどる 日本=1—明治前半の模索
日野 秀逸
1
,
菊地 頌子
2
1国立公衆衛生行政学部
2江東区東保健所
pp.449-456
発行日 1988年6月10日
Published Date 1988/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207544
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日本における公衆衛生の歩みをたどる。明治を大別して2つに分けることができる。明治19年から22年を境にして,明治前期と明治後期に分けよう。長与専斉と後藤新が,それぞれの時期を代表する。明治前期は,自由民権運動を背景にして,ある程度,地方自治の方向で公衆衛治が構想され,そして明治憲法体制の成立とともに,官活性が公衆衛生をおおいつくしてしまう時期である。
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