特集 「保健婦の仕事/その原点を探る」
病院で働く保健婦の役割—ニードと社会資源を結ぶためのシステムを
金沢 秀子
1
1神奈川県こども医療センター研究普及室
pp.44-51
発行日 1988年1月10日
Published Date 1988/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207464
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昭和61年度の保健婦就業数をみると,全国で約2万2千人の保健婦が,保健所や市町村,学校,事業所,病院などで働いている。その就業割合は,保健所に38.0%,市町村に46.6%となっており,あわせて84.6%は行政機関に所属しているといえる。病院や診療所に勤務する保健婦は,わずか1,439人,6.5%にしかすぎない。しかも10年前には747人であった。これからみると人数は2倍にもなったことになる。
この特集で「保健婦の仕事/その原点を探る」というタイトルでまとめられるとすると,この数少ない病院勤務の保健婦活動の意義や機能は何かと問われていることでもあるように思う。
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