活動報告 共同で仕事づくりをめざす
町の保健婦・保健所保健婦の連携
佐賀県鹿島保健所管内での試み
活動の中身を話し合う中で
カンファレンスを足場に
蒲原 知愛子
1
,
吉村 弘子
1
,
荒川 優子
1
,
中島 茂子
2
,
松野 弘子
2
,
岩永 玲子
2
1嬉野町役場
2鹿島保健所
pp.855-856
発行日 1987年10月10日
Published Date 1987/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207395
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町保健婦の人員が少なかった5年前までは,保健所保健婦と町保健婦の連携は,保健所から町への技術援助(人的援助)という型でなされてきたが,町保健婦の増員がなされ,町なりの保健事業内容の充実が出てきたここ2年前から,人的援助が連携なのだろうか,とか,保健所保健婦と町保健婦のそれぞれの機能を,もっと生かしたものにしなければいけないのではないかという疑問がでてくるようになった。そういう疑問をお互いの胸の中に持ちながら,どうしたらいいのかの方向もつかめずにいたが,連携をうまくとるには,話し合いの時間を充分にとらなければという意見が出て,転任保健婦との連絡をきっかけに,昭和62年1月から,月1回のカンファレンスを実施してきた。
今回までの6回のカンファレスでは,保健所保健婦2名と町保健婦3名,町雇いの看護婦1名で,事業の内容,役割等を決めた。また3月には,保健所の婦長,主任保健婦,町の課長,係長,担当者も含めて保健事業検討会を行い,保健所と町の連携について検討し,また10月頃にも実施しようということを決めた。
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