連載 保健活動の〈見直し〉から〈見通し〉へ・21
活動の〈見通し〉から〈見通し〉へのターニング—ポイント—保健医療を真に総合的に捉える〈ものの見方〉
松田 正己
1
,
丸地 信弘
2
,
角屋 明彦
3
1東京大学大学院医学系研究科
2東京大学医学部保健学科
3東京大学大学院総合文化研究科
pp.380-388
発行日 1985年5月10日
Published Date 1985/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207000
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はじめに
本連載は"活動の〈見直し〉から〈見通し〉へ"をテーマに,一貫して保健・医療・福祉の従事者に〈発想の転換〉を促してきましたが,内容的に見ると,前半・後半と前後に大きく分けられると思います。
前半(1983年2月号〜1984年3月号)では,場的視点による発想の転換により,専門家・提供側が抜き難く抱込んでいる〈当事者〉の立場を超えて,自己の係わる保健活動を〈共感者的〉に捉え,自分と住民(患者)の係わりを見る目を養うことをめざしました。このため,活動を見る目・問題意識・活動のあるべき像や,分析過程・ケア(個別的ケア,住民組織,セルフケア,チーム医療,地域ケア)を具体例として取り上げました。
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