連載 保健活動の〈見直し〉から〈見通し〉へ・15
〈活動見通し〉では組織体の〈自律性〉に注目する—当り前の事実を〈見通し〉に活かすために
丸地 信弘
1,2
1PHC研究会
2東京大学医学部保健学科
pp.912-919
発行日 1984年11月10日
Published Date 1984/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206913
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はじめに
人は誰でも,ある問題意識を持つと,その〈対象〉は何で,どんな「原因」があり,その問題改善はどういう"方針/計画"で臨むか考えるものです。
ところで,〈場的視点〉は人間関係に注目しますから,保健活動上のある問題意識に係わるシステム部分を注目するようになります。これは,〈人間モデル〉を完成像とするのですが,現実に注目する活動システムは,それに比べてどんな場的な"問題"をかかえているか判断することになり,これを〈活動見直し〉と私達は呼んでいます。
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