特集 保健婦学生がインタビュー 先輩が語る戦後の活動の軌跡(3)—19都県・25人の証言
東北
家族を対象とした働きかけを—今野もりよさん(宮城県)
斉藤 弘美
1
,
佐藤 みゆき
1
,
堀井 聡美
1
1宮城県総合衛生学院公衆衛生看護学科
pp.247-252
発行日 1985年4月10日
Published Date 1985/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206975
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はじめに
公衆衛生看護を学んで間もない私達が,その道の第一線でずっと活躍しておられた大先輩のお話を伺うことになり,私達は少なからず何かおそれ多いような感じや,わからないことばかりで失礼になりはしないかという不安を持ちました。お孫さんといっしょにインタビューに応じて下さった今野さんは,生き生きとした目で私達の質問に答えて下さいました。その姿に,せいいっぱい仕事をやってきたという自信とすばらしい保健婦像を見い出しました。
たくさんの成功や失敗談・反省などのお話を伺って,これから保健婦として働こうとしている私達にとって,公衆衛生看護論の授業以上に気づきが多かったと思います。そして保健婦として働いていく上で忘れてはならないこととして"心に心ある声がけを…""家族を対象にした働きかけを…"という2つの柱をくみとりました。
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