特集 公衆衛生の新しい展開と団体活動
宮城県対がん協会
菅原 伸之
1
Nobuyuki SUGAWARA
1
1宮城県対がん協会がん検診センター
pp.306-309
発行日 1988年5月15日
Published Date 1988/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207678
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■はじめに
がん征圧運動の拠点となるべく宮城県対がん協会が昭和33年9月に設立されて,今年で30年を迎える.
その設立主旨は,わが国におけるがん死亡の半数を占める胃がんと子宮頸がんを制圧することにあるとし,当時の治療成績からみて早期発見と早期治療すなわち二次予防対策の推進を最重点事業に掲げ,公益事業としての民間の予防医療機関として創始された.そして,創立2年後の昭和35年には,わが国で最初の胃検診用X線間接狙撃撮影装置を開発し,車両に搭載した検診車を創製し,胃集団検診の実用化を全国に先駆けて実施した検診機関でもある.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.