報告
宮城県の肺がん検診の歴史
土屋 眞
1
,
伊藤 克己
2
,
渡部 昭
3
,
佐々木 繁
4
1仙台市宮城野保健所
2財団法人結核予防会宮城県支部
3渡部医院
4仙台市太白区福祉部
pp.720-724
発行日 1995年10月15日
Published Date 1995/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901362
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かつて,日本人には少なかった肺がんが年々増加し,平成2年,仙台市の男性の肺がんは粗・訂正死亡率とも胃がんを抜き悪性新生物死亡順位の第1位1)になった.
筆者の1人は,県・市保健所医師として検診に従事した成績を,昭和38年に「胸部X線集団検診時に発見された肺腫瘍について」と題し,報告2)したことがある.当時を含め,現在に至る県内肺がん対策の歩みの概略を紹介したい.
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