特集 保健婦学生がインタビュー 先輩が語る戦後の活動の軌跡(1)—23道府県・25人の証言
東海・北陸
住民に対する真心と仕事に対する情熱—三浦綾子さん(富山県)
富山県立総合衛生学院保健学科学生
pp.301-305
発行日 1984年4月10日
Published Date 1984/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206821
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はじめに
公衆衛生看護は,施設外において人間を対象とし,健康時および健康が障害された時を含めて支援活動を行うものである。三浦さんは,昭和23年に保助看法が制定され,保健婦活動の基盤がまだ十分に確立されていない昭和25年に県の保健婦として就職された。それから33年間,月日の流れとともに社会情勢も大きく変化し保健婦活動にも大きな変化がみられた。
三浦さんの保健婦として歩んでこられた33年間は,そのまま富山県の保健婦活動の歴史とも考えられる。この長年の体験によってつちかわれた三浦さんの保健婦業務に対する姿勢,職場での人間関係の重要性,仕事と家庭の両立の難かしさ,そして今後の保健婦のあり方などについて聞き,これからの私達の保健活動の糧にしたいと思う。
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