事例研究
無為且反応の乏しいMさんとMさんの年老いた母への援助
川口 篤子
1
,
梅木 秀子
2
,
金崎 ヒロ子
3
,
相田 トシ子
4
,
伊藤 幸子
5
,
安住 矩子
6
1富山県上市保健所
2鹿児島市谷山保健センター
3神奈川県職員健康管理センター
4福島県白河保健所
5秋田県立衛生看護学院
6国立公衆衛生院
pp.60-74
発行日 1984年1月10日
Published Date 1984/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206777
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はじめに
当グループは,国立公衆衛生院の昭和54年度特別課程公衆衛生看護コース(1か月)の終了者の集りである。1か月という短い研修期間であったが,そこで学んだものは大きく,公衆衛生看護の固有の役割を深く考えさせられた。それを日常業務の中で生かしていくためにも,研修終了後の継続学習が大切ではないかということになり,少なくとも年1回集って継続的に勉強会をつづけることになった。
ここに報告する事例研究の記録は,昭和56年と57年の8月に集って事例研究をおこなったものの1っである。56年の集りで討議を交した中から出たいろいろな意見を,直ちに実践活動の中に活用してみることを試みた例である。それをさらに次の年に検討の材料として討論しているわけであるが,このような継続学習の重要性,および事例研究をとおして学んだこと等,まとめておきたいと考え,レポートにしてみた。
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