われらカンゴ族
母 安藤繁美さん,娘 紀子さん
安藤 繁美
1
,
記子
2
,
本誌
1県立奈良病院小児科未熟児病棟
2楽良県立医科大学付属病院神経内科眼科混合病棟
pp.937
発行日 1987年10月1日
Published Date 1987/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921816
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「母は准看から夜間の進学コースを出て看護婦の資格を取ったんです.進学コースへ通い始めたのは私が10歳の時でしたからよく覚えています.こんなに苦労して大変だなって.でも,それは看護に対する情熱なんでしょうね.本当に尊敬出来る人だと思います.一緒に居ると元気がわいてくるんです」
「私が苦労してきたからでしょうけど,娘が看護婦になることには反対でした.でも決めるのは本人ですからね.看護婦になった今,母親として先輩として望むことは,まず結婚して,子供を産んで,生活を通して人間を学ぶこと.患者さんを本当に理解するには,それが近道だと思うのです」
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