調査報告
循環器検診未受診者の実態と対策
宮島 久美
1
,
岡田 茂子
2
,
山岸 春江
2
1千葉大学看護学部
2地域看護学講座
pp.955-962
発行日 1983年11月10日
Published Date 1983/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206757
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
千葉大学看護学部における実習の形態については本誌1982年11月号で紹介したとおりである。
総合実習の一部として,"地域社会の生活集団を基盤とした看護活動の展開方法の基本的な学習として活動計画作成過程を実施に学ばせる"ことを目的に実施した。この実習では,学生自身に調査票を作成させ,それをもとに一人平均7〜8件の世帯を訪問した。家庭訪問の対象としたのは循環器検診を過去10年間1度も受けたことのない(5地区)人とした。農村地帯におけるこの実習は,生活体験のせまい学生にとって,自分以外の人々の生活を身をもって体験でき,また通常の保健婦活動の対象からもれる人々の対策を考えるきっかけとなった。
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.