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特集 この1冊でわかる! 健診とワクチン update 2025
妊婦健診
未受診妊婦への対応
原 貴子
1
,
小澤 千恵
1
HARA Takako
1
,
OZAWA Chie
1
1埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター母体胎児部門
pp.1449-1452
発行日 2025年12月10日
Published Date 2025/12/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002386
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はじめに
未受診妊婦とは,厚生労働科学研究成果データベースでは「妊婦健診を一度も受診せず分娩する妊婦」とあり1),大阪産婦人科医会の報告書では「受診回数3回以下,または受診しない期間が3か月以上」と定義されている2)。国は妊婦に対し,14回程度の妊婦健康診査費用を公費助成している。また,現在では妊婦健康診査費用の助成に加えて,産婦健診,産後ケア事業の拡充など妊娠中から産後,子育て期間をサポートしていくシステムが推進されている。妊娠中から子育て期間までの支援が広がってきている現状ではあるが,未受診妊婦が一定の割合で存在しているのも事実である。未受診妊婦を受け入れる産科医療機関や医療従事者は,感染症の情報や母児の状況がわからない状態での対応を求められることが多く,リスクが高い分娩に関わることになる。

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